スターウォーズに限らず、人気の映画にはなにか心に訴えてくるものがある。それも自分との対話の一つと考えてもよいかもしれない。ストーリーに引き込まれて心に浮かんできたことを「なぜ感じた」のか・・。こう考えるとヒントが見つかります。それについて誰かと話すとさらに効果的です。

2019年12月20日に公開されたスターウォーズ。公開開始の翌日に見に行ったけど、やはり盛況だった。今回でシリーズが終わるから、ちゃんと理解したくて吹替え版を選んだよ。

伏線がいろいろあって、面白かったわね。暗いのをいいことに何度も泣いちゃったわ。意外な展開だったし。

最初に映画館で見たのはエピソード6だった。高校生の時だ。30年以上も前になる。そう思うと感慨深いね。
多くの人が反応する理由があるとしたら
全9回のストーリーで繰り返し出てくるテーマは「光と闇」。どちらかが優勢になったかと思うと次回作では状況が変わってまたピンチが訪れる。主役の存在は変わっていくのに、この構図だけは変わらない。
重要な意味のあることが含まれている?
それでも多くのファンを惹きつけていることには何か意味があるのではないか。もしこの映画に何か広く伝えたいメッセージが含まれているとしたら、これほど効果的な方法はないだろう。
書籍では人によっては何日もかかるが、映画館で見れば2時間ちょっとだ。
「意味のないことなどない」というメッセージ
意外な伏線があって、こうつながるのか・・とわかった時の感動は確かにある。
中間のエピソード4~6の後にエピソード1~3が公開された。エピソード3を見る段階で次に結果としてどうなるかは誰もが知っていたはずだ。にもかかわらず「そうきたか~」とうならせる展開。
「脚本力」というものがあるとすれば「すごい」と評せざるを得ない。
単なる運命論とは違う
私がこの映画から感じるのは、「導かれている」という感覚を上手に表現しているということ。ジェダイという戦士を特徴づけるフォースという力も魅力的だけれど、何か素晴らしいものに導かれるように役割を果たしていく。
一般には「運命」と呼ぶのかもしれないが、個人的な身の上だけではなく、もっと大きい流れのようなものがあるように描かれる。そこに魅力を感じるのだ。
渦中にいると気が付かないが、誰しもがそういう場に身を置いているのではないだろうか。
そういうことを暗示しているような気がしてならない。
自分をみつめるためのもう一つの方法とは
映画の観客の視点は独特だ。
先はわからないけれど、大きなストーリーの存在を感じている。
自分自身のことについては、盲点に入ってわからないことが多いが
それをちょっと離れたところから見ている感覚に近い。
こういう俯瞰した視点を持つメリットは大きいと思う。
例えば、一人じゃ自分の人生に秘められたテーマがあってもピンとこない。
ではどうすればいいのか。
私は自分以外の誰かと話すことがキーになると考えている。
相手を鏡にして自分を見つめる道具にさせてもらうのだ。
それだけの話をする相手なら、おそらくあなたと近しい存在だろう。
相手の存在を通して自分をみることになるのではないか。
そういう存在を日頃から探しておくことは非常に貴重だ。
最後までお読みいただきありがとうございます。