ホントはもっと話をしたい!深層心理にかくれた本音を導く対話の効用とは
友人と話していると
思考のクセに気付くときがあります。
正確に表現すると、私ではなく
友人自身が自分の思考のパターンに気が付くのだと。
今回出てきたのは
自分に対する「ダメ出し」でした。
「こんな自分ではダメ」
「もっと努力しなくては」
こういう強迫観念があったのです。
信頼して話すことで自分の心がわかる
会話中に私が感じていたのは信頼感。
リラックスしているから、自分の本当の想いに
気が付くのかもしれない。
話すたびに自分へのアンテナの感度が
上がっている印象を受けました。
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自分では意識していないのですが
自ら本音を語っていることは珍しくありません。
それを指摘すると本人には
大きなインパクトを持つこともあります。
話すことがそのまま
自分を理解することにつながっています。
振り返るとみえてくるもの
社会人と呼ばれてから久しいですが、意識の大半は
仕事や職業に向けられてきました。
自分の定義でも「○○の仕事をしている私」
というイメージが大半だった気もします。
この友人も同じでしたが、それだけ大事に
してきた仕事なのに、今までのどの職場の仕事
にも満足を感じないのだそうです。
それを言葉にすると次のようなもの。
・満足したらこれ以上良くならない
・もっと努力しなければ
クタクタになるほどエネルギーを使ってきて
それでも自分を責めるのは、・・酷というものです。
「こんな自分だからもっと苦労するべきだ」
これじゃ、あまりに自分がかわいそうじゃない?
思考パターンの罠
思考のクセ・パターンは気が付かない限りは
非常にやっかいです。
一定の方向に力が働いていて
本人自身もあらぬ方向に傾けてしまう。
無自覚であるために
「なんでいつもこういう目にあうのか・・」
と後悔や悲しさをもたらすことがあります。
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一方、パターンに気が付けば
解決に向かいやすいともいえます。
『なぜそんなパターンを持つことになったか』
この疑問は強力な解決力を生み出すことも。
自分でもクエスチョンを意識すると
無意識のうちに答えを探し続けていくのです。
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原因は今までの経験の中にあるはず。
相手がいれば、さらにその探索能力のレベルが
上がることになります。
自分が話すことにも、相手が話していることにも
ヒントがあるからです。
対話の力の秘密はここにあります。
対話から人生を変える覚悟が生まれることも
この友人はその後の会話を通じて
結局は「独立」を決断しました。
今の仕事は表面上は続けながら
準備を始めるのだと言います。
セルフイメージを書き換えに成功し
ガマンしてお金をもらう立場だけが
生きる道でないことを肚で理解したようです。
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「人よりできない」ことを指摘されたのは
事実かもしれない。
でも、それは子どものときの話。
人生の道は何回も分岐して、そのたびに
経験を増やし大きく成長してきました。
「いつまでも昔のイヤな思い出で
自分を定義しなくてもいいでしょ・・?」
これに深く同意してくれたのでした。
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期せずしてライフコーチングした形ですが
友人が幸せになってくれればいい。
殻を自ら破り変化をとげていくプロセスに
立ち会うのは、私にとっても嬉しいことです。
それがこの仕事の醍醐味でもあるのです!
ps.
ライフコーチは人間観察が得意です。
人生の意味もよく考えます。
人間関係もスムーズだったのでしょ?
いいえ、人間関係では失敗の連続でした。
ヘビーな環境や度重なるストレスが
そうした方向に向けさせた原動力だったのです。
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