ライフコーチサービスでは
『対話』の重要性を強調しています。
セッションの中核になるのも対話なのです。
悩んで思考がグルグルと・・
という表現がよくありますが
自問自答では答えを見出すことは
案外難しいもの。
話す過程で、考えが自動的に整理される
のも大きなメリットです。
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誰かに話してみる価値はあります。
となると一つ大きな問題が・・・。
誰に話せばいいのでしょうか?
「聞き上手な人が見当たらない」という方へ。
対話の相手をどう求めるか?聞き上手を探すためのとっておきの方法
対話の相手を積極的に探していますか?
このテーマで何か思い当たることないでしょうか?
幼少期の自分にクセを発見することも
私の場合はこんな感じでした。
「話してもつまらないから
話したくない・・。」
私の子どもの頃(小学生高学年ぐらい)の
行動パターンの一つ。
当時、友人と遊ぶよりも
自宅で過ごすことが多かったですが
それでいいとも考えていたのです。
孤高を気取っているというよりも
ちょっと意固地になっていたのかな。
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今のあなたの考え方の原因となる
『鋳型のようなもの』を
過去の自分に見つけることができます。
もうちょっと視点を変えていたら
愉しい経験が増えていたはず・・とか
今のあなたが思い出すときには
よいヒントをもたらしてくれます。
話すことは「自分自身」の反映でもある
話すことはカンタンで
誰でも日常的にやっている行為です。
多人数の前で話すとか
ことさら意識せざるを得ない場合は別ですが
家族や友人や同僚の前で
自然と言葉を発していたはずです。
話すことはより深い内面の反映
自然に話している・・ということには
奥深いものがあります。
取り上げる話題、その理由もそうですし
ボギャブラリー・話し方も含めると
あなた自身の何らかの反映です。
基本的にはあなたが普段何を考えているか
どういう状況にいるかを
外からうかがうことのできる情報源です。
あがり症も自意識過剰も根は同じ
もちろん相手によって言葉を選ぶとか
シチュエーションに応じて演技する・・
そんなケースもあるでしょうけど。
でも自分との対話で混乱したことが
引き金になっているのです。
こうした場合、身体もガチガチになります。
心の状態が身体に現れるからです。
異なる考え方をインストールすることが
解決の糸口になります。
表現力はスキルでもあるので練習すれば
一定のレベルになることは可能ですが
本質はテクニックを超えたところにあります。
うまく話そうとする姿勢の裏側にあるもの
例えば、あなたが部下の前で話そうとするとき
あるいは子どもに話しかけるときを
考えてみてください。
心からリラックスして話しているか。
それとも何か意図をもって話しているか。
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通常は、相手をわざわざ
不安にさせるような言葉を使いません。
場合によっては
自分のポジションを下げないように
強気の発言という形で現れることがあります。
心の中の迷いまで逐一表現していては
信頼感を損ねる場合もありますから。
自分に言い聞かせるように
話す場面もありそうです。
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また自分を良く見せることにより
信頼感をつなぎとめるということも
あるかもしれません。
観察力に優れた人からは
虚勢であることが見抜かれそうですが
本人には十分な理由があります。
たとえそれが周囲から
自己顕示欲と呼ばれるものであっても。
話す相手の選定が重要
単なる情報伝達の手段のつもりでも
受け取る側はさまざまな印象まで受け取ります。
表情や身振りなどのボディランゲージもそうですし
話す順番や強調する箇所によって
伝わる情報の内容は大きく変化します。
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もちろん話し手ばかりでなく
聞き手の状況にも左右されます。
忙しくてイライラしているときに
要領を得ない報告なんて
とてもじゃないが聞いていられません。
私もよく経験しますが
怒りの感情がわいてくることさえあるのです。
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もし、あなたが自分の考えを
まとめるために話しているなら
話す相手の選定は重要な意味を持ちます。
やたら口をはさまれると
こちらの思考をまとめる前に邪魔されます。
一方で相手が無反応・無関心のときには
自分の話すエネルギーすら失われます。
かといってダラダラ話してみても
時間をムダにするばかりです。
聞き上手は人間関係をスムーズにする
この距離感はつかず離れずとか
鏡のように・・と表現されることもありますね。
一般的には「聞き上手」と表現されます。
ライフコーチに限らずカウンセラー職には
必ず求められるスキルです。
傾聴などの技法として
認知されているところでもあります。
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自分が「聞き上手」であったかは
常に気にしておくといいですよ。
人間関係の潤滑油としても非常に有効です。
人気者になったり信頼されたり。
そこまでいかなくても相手の自然な笑顔を引き出します。
言い換えれば、
という欲求(承認欲求)を持っている
ということの裏返しでもあるわけです。
根源的な感情に基づくためにより効果が大きいのです。
聞き上手をどうやって見つけるか
どこでそんな「聞き上手」さんを
見つけるかということになります。
「恋人もいないし、家族もうるさいだけだし
今までそんな人に会ったことがないよ」
「いまさらパートナーに頼めないよ」
と文句を言う人もいるかもしれません。
実はあなたの人間関係は
あなた自身の何らかの反映である
という表現を聞いたことはないですか?
あなたにの周囲にいる人は
あなたを何らかの意味で象徴している人ばかりだと。
もし聞いてもらえない人ばかりなら
あなたが「聞いてこなかったこと」を
反映しているかもしれません。
主体性を発揮しよう!まずあなたが『聞き役』に
であるならば
まずあなたが聞き手に回ることを
考えてみてはいかがでしょう。
すぐ自分の意見を言うのではなくて
じっくり耳を傾けてみるわけです。
「自分から始める」ことは
「主体性を発揮する」ことでもあります。
あなたが積極的に聴くことで
相手からは感謝を受け取ることにもなります。
あなたが行動を変えれば
こんな再発見もあるかもしれませんよ。
「よい聞き手ではないと思っていた相手が
実は聞ける人だった!!」
ぜひできるところから、取り入れてみませんか?
ps.
どうしても見つからない場合には奥の手があります。
そういうプロを探すことです。
聴くことに徹しようと覚悟を決めているプロなら
「よい聞き手」である確率が高いのは間違いありません。
相性のようなものも確かにあるので
こればかりは試すほかないのです。
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心療内科の医師は
患者さんへのヒアリングを大事にしています。
単なる情報収集としての
意味だけではありません。
話すこと、アウトプットすることで
得られる効果が歴然とあるからです。
「話したい」・「わかってもらいたい」と
あなたが日頃から感じているなら
思っていたよりも緊急性が高いかもしれませんよ。
ps.
自信がなければ他人の見解に
左右されやすくなります。
自分で考え吸収するプロセスがなければ
単に鵜呑みしただけのことです。
信頼と依存は近いところにあります。
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