ルーティン/習慣の力を使いこなす
たまにしか走らないマラソンよりも
毎朝の犬の散歩の方が結果的に続きます。
今回はそんな「習慣の力」についてお話します。
ルーティーンは非常に便利なツールです。
繰り返す行動はそのうち意識しなくても
できるようになります。
習慣レベルになればその行動に
もはやストレスを感じなくなります。
たまに10km走るより
毎日2kmの散歩の方がいい。
身体への負担も小さく
健康にも良いのは明らかです。
習慣の力は省エネ&強力に働く
決まった手順に従えば
一定の結果が出るのが当然です。
迷いがなければ停滞もありません。
成果も出しやすいことでしょう。
省エネでありながら
一定の結果を出し続けることができます。
ほとんど考えないでも
実行できてしまうのがルーティーンです。
ルーティンや習慣を守るだけでいい?
何かで頭がいっぱいになっている場合でも
ルーティーンに従うとそれなりの結果になるものです。
考えずに動けるのは圧倒的にラク。
しかし、完全に思考停止状態にならないうちに
考えておいた方がいいことがあります。
それは・・
両者には必要とする能力に差があるのです。
ルーティンのメリット・デメリット
「機械のように正確に・・」は明らかに
ホメ言葉として使われます。
それほど継続して実行することが
一般には難易度が高いためです。
コンディションが日々違うのに、一定の成果を
出し続けるなら、それは確かにすばらしいことです。
セルフコントロールがしっかりしていることや
ガマン強いことを示していますから。
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しかし一方で、環境も変わっていくものです。
状況に合わなくなれば、ルーティーンが
実はムダなことでしかない・・ということも。
ルーティンに固執すると
一言でいえば「変化に弱くなる」のです。
同じことしかやらなければ
新たにルーティンを生み出す力も弱くなります。
ただし、いつもと異なる手順を取るなら
失敗するリスクはどうしても高くなります。
価値を創る/新しいものを生み出していますか
ルーティーンに限りませんが
新しいものを生み出す行為は
自己表現そのものです。
新しいものを生み出すことができるか
新しいことをするとき
あなたは能力をフル活用しています。
例えば仕事の手順であれば
・最もムダのない動線を意識する
・失敗しにくい仕組みを取り入れる
こうしたことを考えて設計することは
非常にクリエイティブと言えるはずです。
今までなかったものを世に生み出すわけですから。
大げさにいえば、世界を豊かにすることへの
あなたにしかできない貢献を意味します。
この瞬間こそ、あなたは大きく成長しているはずです。
あなたの個人的なルーティーンも
そうした工夫から生まれたものでは?
怖れがあなたの足を止めている
わかっていても新しいことをまったく
できないこともあります。
面倒くさい?
今じゃなくてもいい?
確かに性格に起因するものもあるでしょう。
しかし、その根本にあるのは
・目立ったあげく失敗するかもしれない
・逆に非難されたらどうしよう
・他人の目線が気になる
こんな「怖れ」の気持ちを持っているため
ではないでしょうか。
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行動をを決定づける要因は、
「怖れ」が9割を占めているといいます。
行動心理学上は明らかなのです。
「行動しない」という意思決定だって
「何も決めていない」のではなく
「何もしない」という判断の1つなのです。
挑戦に必要なのは小さな勇気
怖れをやり過ごして行動に転化するには
こちらの記事が参考になると思います。
>> グズグズに負けるな!先延ばしクセに対抗する意思決定の3ステップ
やったことのない方法を試すのも
よい刺激になります。
結果を意識して手順を見直してみる。
新たな分野にも挑戦してみる。
新たな気付きがあれば、あなたの能力や
チームの効率を引き上げることにもなります。
必要なのはちょっとした勇気だけ。
ほんの少しルーティンを外してみることが
新たなきっかけを生みかもしれません。
あなたは今のままで本当に満足していますか?
才能をさび付かせてはいませんか?
ps.
遊び心をお持ちですか?
つい一生懸命になり過ぎてしまうクセは?
軽やかに楽しむのも優れた方法なのです。
青筋立てて頑張るのがいいとは限りません。
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