経営者が判断に迷ったときどうしてる?意思決定のための戦略と留意点とは

経営者が判断に迷ったときどうしてる?意思決定のための戦略と留意点とは★社長の悩み
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経営者が判断に迷ったときどうしてる?意思決定のための戦略と留意点とは

意思決定には
スピード感が欠かせません。

もし大きな利益がほしければ
データの少ない状態であっても

「自らが先行者になること」
を決める必要があります。

それはまた、「失敗のリスク」も
負うことでもあるわけです。

「利益とリスク」この相反するものを
考えることになるので、誰にとっても難問です。

この記事を読めば
意思決定のヒントがつかめます。

結論をどう出すにしても
社長というリーダーポジションのあり方もわかります。

 

コロナワクチンの採用プロセスから学んだこと

最初の段階で決めたなら
その勇気や先見性は称賛されるでしょう。

同じ結論でも最後に下したのなら
有利になるどころか、判断が遅いことを
非難されるかもしれない。

でもそれは成功したときの話。

ネガティブな結果に終われば
全く逆の評価になります。

歴史的見地のような超長期の視点でないと
本当のところはわからないのかも。

 

緊急事態で冷静な判断ができるか

2021年は誰もがその判断の現場を
目撃することとなりました。

この年ほど「ワクチン」が
大きな存在感を表した年はないでしょう。

新型コロナウイルスCOVID-19に対して
今までにないプロセスで作成されたワクチンは

その緊急性から通常のテストを大幅に簡略して
多くの国で実際に使われるようになりました。

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パンデミックが広がって死者が激増し
背に腹は代えられなかったという面もあります。

医療崩壊が続出し、主要都市はロックアウト。
いつ暴動が起こるかわからないパニック寸前の緊張感。

感染を抑える効果がわずかでもあるなら
使いたいというところでしょう。

 

決断に向けたデータは十分ではなかった

本来新薬を開発するための
「治験」というプロセスは厳密なものです。

短期・長期にわたる追跡調査が必要で
だから認可までとにかく時間がかかる。

ワクチンについては
いろいろな噂が世界中を駆け回りましたが

少なくとも現時点の結果としては
「感染者の大幅な減少」
という結果になっています。

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もちろん、製造国・製造会社によって
効果には違いが出るのは当然です。

ウイルスの変異で性質が
どんどん変わっていることも明らかに。

遅ければ遅いほど
そうした知見は増えていきます。

 

意思決定の秘密はリスクと便益を比べること

ワクチンに関しては、身体に入れるものだけに
「どんな小さな副作用でも認められない」
という見解も可能です。

プラセボ(偽薬)効果が存在するため
投与したという事実だけでも
人によってはダメージを与えるかもしれない。

このとき使われた意思決定法は
けっこうシンプルなものでした。

1)やることで生じる便益(メリット)
2)やらないことで生じる不都合(デメリット)
メリットがデメリットを大きく上回るなら採用する

その上で、デメリットをできるだけ
小さくするように工夫するわけです。

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「沢山の人が助かるなら多少の不都合は仕方がない」
簡単にいえば、こういう表現になります。

だからその不都合をカバーするように
「ワクチン接種後は安静にして様子をみる」
「接種会場にはアナフィラキシーへの対応を準備する」
などの対策が用意されたわけです。

この発想はいろいろな場面で
有効に使えますよ。

 

経営者の意思決定における参考意見の取り扱い

意思決定とそのあとで留意すべきこと

もう一つ特徴があったのは参考意見の使い方です。

医師ら専門家集団の見解をどう用いるのか。

要は自分よりも詳しい人の意見を
どう扱うかというわかりやすいモデルとなりました。

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会社でいえば、コンサルからのアドバイスや
専門職の社員からの意見を
どう反映させるかということですね。

都合の良い意見ばかりではないかもしれない。

聞かなかったことにしてもいいですが
恣意的な指示では周囲の共感は得られないでしょう。

「フェアであること」は重要な要素なので
信頼を大きく失ってしまうかもしれない。

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アンテナを張り、何かを受信してくるのは
経営者だけではありません。

むしろ現場に立つ社員たちです。
彼らの声をキチンと聞いていますか?

「気がついたことがあるなら報告しろ」

こう迫った場合には
小さな前兆は報告されないでしょう。

高圧的であるほど
誰の目にも明らかなことばかりの
意味のない報告になるはずです。

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感度の高い若い社員が、あなたに合うような
表現力も持ち合わせているとは限りません。

訓練を受けた幹部社員なら期待できますが
頭が多少固くなっている可能性もあります。

では、感度の高い声を聞くには
どうしたらよいでしょうか。

 

コミュニケーションの質は?あたたかい雰囲気はありますか?

意思決定とそのあとで留意すべきこと

社員とのラポール(信頼感)を
どのように構築してきたか・・が問われています。

・未熟なことを言っても笑われない
・使い古された価値観を押し付けられることもない

こう知っていたら
彼らも安心して口にしてくれるかもしれません。

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もとより論理で考えて動いた結果だけでなく
感性でキャッチした情報も含まれます。

チームのトップが威圧的な雰囲気だったら
やはりぶち壊しになりますね。

意に沿わない意見を批判することも
口を閉ざす原因になります。

「トップが決めたのだから
成果を出すのは社員の仕事だ」

こんな価値観では
社員が離れていくのは当然のことです。

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とはいっても、責任を負う立場上、
迎合ばかりもしていられない。

1)真摯に悩んで出した結論であって
2)その姿勢が伝わっていれば
大きな説得力を持つと思うのです。

やはり「人を動かす力」は
一朝一夕には手に入りませんね。

もし社員から十分な共感が
得られていないと感じるなら

社長の人間的側面を無視して
立場から言及するだけではないのか
チェックしてみることをおすすめします。

 

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