コロナ禍の影響下で、社長にしかできないこと
「コロナウイルス禍」は
いまだ収束の気配がありません。
学校は突然休校になり、行き場を失った子どもたち。
これに対応せざるを得ない学校や家庭。
今では本格的な対応が始まった職場も
だんだんと増えてきているようです。
こんな緊急事態だからこそ
社長のあり方や経営に対する考え方が表面化してきています。
コロナから明らかになったもう一つの強敵
当初のマスク騒ぎを傍観していた私も
自身の花粉症シーズンを迎え
さらにはトイレットペーパーの入手が大変になったあたりから
だんだん印象が変わってきました。
「これはまずいのでは」
パニックではないにせよ
集団心理の方向性がはっきりし始めたからです。
とはいえ、落ち着きも広がりつつあるようですね。
「心って難しい」とは思いませんでしたか?
経営者としての正念場はすでに来ている
飲食店ビジネスでは
お客様に来店してもらわないことには始まりません。
一般のオフィスでも、密閉された空間ですから
よほど考えないと仕事もさせられない。
「そんなもの気合でなんとかなる!」
こう掛け声をかけようとしても
日々の報道をみれば
虐待のような印象まで与えかねません。
もし感染者が広まったら
従業員の就労環境に対する責任まで
問われてしまうかもしれない。
あなたの会社では
どのように進めておられるのでしょうか。
これから待つ展開は
購買意欲は当初はさほど
減少しないかもしれません。
しかし仕事に大きく負の影響を与えるだろうと
予測する人が増えれば
自然と財布のヒモは固くなります。
世の中にお金が回らなければどうなるか・・。
これは過去の歴史が証明しています。
不安が不安を呼ぶ展開です。
しかし不安から生じているだけに
いったん解消すれば
大きく伸びるきっかけにもなるかもしれない。
今までのリスク対策ではさほど役に立たない
昨年までのリスク対策とは
どういうものだったか。
例えば、「BCP(事業継続計画)」とは
自然災害やテロなどに対応して
いかに短期間にもとの企業の機能を回復させ
事業を継続させるかというものでした。
その対策は防災訓練だったり
防災用品の備蓄であったわけです。
しかし、今回のウイルスは人を集めると
感染リスクを高めてしまいます。
しかも先が見えません。
復旧したら電気や水道が使えるようになる・・
というようなイメージが難しいのです。
まさしく別次元のことが起きているといえます。
誰にとってもおそらく初体験なのです。
そんなときこそ経営者の姿勢が問われる
正解は後にならなければ
わからないかもしれません。
誰もが手探りで状況を見守っています。
浮き彫りになってきたのは、
組織のあり方は「一緒にいること」が
必要とは限らないということ。
離れていてもきちんと仕事ができるためには
各人に一定のルールを守る力が必要でしょう。
一方で相手を信じる力も要求されます。
現在、在宅で仕事を継続させることができている職場は
もちろん今までにそういう取り組みをしてきた会社でしょう。
もちろん、職種にもよります。
接客が必要なものも当然ありますから
在宅環境の有無だけの問題ではないのです。
「ピンチはチャンス」を試すマインドを持てるか
その意味で実験するには今が最適かもしれません。
例えば、
お客様が来なくても
売上が上がる仕組みを考える。
いずれは・・と考えていた仕組みを
導入するよい材料かもしれませんから。
通常の働き方ができずに、時間やエネルギーを
持て余している人もいます。
効率のよい働き方を見出すことができれば
以前よりは大きく残業を減らすこともできるでしょう。
『ピンチをチャンスに変える』
これができれば
騒ぎが収まり通常モードに戻っても
飛躍を続けられるはずです。
危機は私たちを鍛えてくれます。
あなたが、従業員に明るい未来を語り続けることが
何よりもピンチを救うことになるかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
私も応援しています!
今こそあなたのリーダーシップを発揮するときです。
※1年後に書いた記事はこちらです
>> コロナ危機と会社運営/この1年で明らかになったこと、学んだこと