コロナ危機と会社運営/この1年で明らかになったこと、学んだこと
コロナウイルス対策をめぐって
人の動きが大幅に変わりました。
原因は気持ちの変化でしょう。
当初この記事を書いた2020年4月では
未知の病気への恐怖が強かったと思います。
街中からは確かに人影が消えましたね。
2021年の現在では数回にも及ぶ緊急事態宣言から
逆に「慣れ」を生じているようです。
度重なる人流抑制の訴えにもかかわらず
むしろ増えているエリアもあります。
しかも若手だけに限らないようです。
今回はこんな状況下での
「社長へのメッセージ」として
全面的に書き直しました。
以前書いていたのがこれです。
>> コロナウイルスの影響下で、社長にしかできないことがある
新型コロナウイルスかオリンピックか?
延期した東京オリンピックも
開催予定日まで50日を切りました。
開催する・しないで
メディアは相変わらず賑わっています。
2020年の同じ時期には
トイレットペーパー問題から
マスク問題にシフトしたころです。
高齢者にだけ格段に高いリスクだったウイルス。
変異を繰り返した今では、比較的安全に思えた
若年層にさえ感染を広げています。
一方でワクチン接種が進んだ国では
感染が大幅に抑制されたデータも出始めました。
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このままいけば
ポスト・コロナの議論が進むのか?
まだわからないのが実際です。
新しいワクチンもまだ未知数の部分がありますし
ウイルス側の変異もどんどん進んでいる。
そんな中でのオリンピックなんて・・!
せめてもう1年あったらと思いますね。
コロナウイルスによる会社の危機
業種にもよりますが
人が動かないと始まらないビジネスは
大きな危機が続いています。
いつまで続くかわからない不安定さは
「店を閉じた方がダメージが少ないのではないか」
こんな思考を強めます。
時短営業に協力したことで得られる交付金は
かなり振込が遅れているようです。
資金が枯渇してしまえば
経営者には選択の余地はなく
マインドが冷え込むどころではありません。
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問題は「営業再開の難しさ」です。
育ててきた従業員は生活があるため
営業を継続している産業に流れます。
彼らはお店を再開しても
戻ってくる保証はないのです。
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海外ではワクチン接種が進んで
新規感染者が激減し
行動抑制が解かれ始めたところもあります。
日本にも明るい兆しと言えますが
いつ効果が実感できるのようになるのか。
当面は時間との戦いでしょう。
しかし変異を続けるウイルスが
相手であることを忘れてはいけません。
パンデミックの本質的な問題とは
コロナウイルスの最大のポイントは
「人の交流をターゲットにしている」
ところにありました。
潜伏期間が長く、感染の事実がわかるまでに
拡散させてしまうやっかいなもの。
しかも高齢者や持病をお持ちの方には
重症化するリスクが高い。
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時間の経過は、やってきたことに
プラス評価を付ける方向に働いています。
ウイルスは通過させてしまうマスク
全く違うものまで陽性反応を示すPCR検査
当初から有効性の議論がありましたが
時間がたったせいか
最近は聞かなくなりました。
大々的にやっていると
疑問にすら感じなくなってきますね。
「慣れ」とは怖いものです。
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今後はワクチンの有効性や副作用の話なのかな。
専門家ではないので言及は避けますが
いずれ結果は明らかになります。
エビデンスの積み重ねほど強いものはなく
時間の経過は真実を明らかにします。
現在の状況は
「世界規模での壮大な人体実験」ですから
膨大なデータも日々集まってきているはずです。
ワクチン接種には出遅れた日本ですが
その分安全性に関する知見は高まっています。
従業員の間で起きている新しい問題
以前からテレワークが導入できていた部署は幸いでした。
大半は2020年から取り組み始めたはずです。
平時においても難易度の高いミッションです。
現場がある程度軌道に乗るまでは大変だったはず。
今ではコミュニケーションの問題が
形を変えて認識されつつあります。
例えば・・
「リモハラ」という言葉を知っていますか?
>> リモハラが象徴する上司像!リモート会議が格差を広げた能力とは?
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ウイルスさえなければ
表面化しなかったのは確かですが
コミュニケーションスキルの不足が
明らかになっただけと表現することもできます。
そのまま放置すれば
ミスの多発、モチベーションの喪失を招きます。
でも表面化した分だけ対処もしやすい。
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今までの仕事の仕方に慣れ切っていた方には
考えられなかった事態が起きてくるのでしょう。
ただうまく乗り越えることができれば
大きな意識の革新につながるかもしれません。
価値観の変化は
そうやって起きるものだと思うのです。
危機を乗り越えるキーパーソンは誰か
感染していなくても「濃厚接触者」になれば
周囲への影響は大きく広がることを
私たちは知りました。
・先が見えないこと、容易に答えが見つからないこと
・経済的な悪影響が容易に予測されること
・自分のみならず誰かを感染させる恐れがあること
確かにこの1年あまりでこうした不安には慣れましたが
先の展開はいまだ見通せません。
ワクチンは有効性が高そうですが
どの程度の期間、効果を保つのでしょう?
誰も答えを知らないのです。
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しかし、ここまで危機の中を
なんとかやってきたことは実績です。
今自信を感じられなくてもいいと思います。
朝令暮改を繰り返していても
アンテナを張ってなんとかしてきたことが
今につながってるはずです。
これからもやれるだけの手は打ちましょう。
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ピンチのときこそ
その先頭に立ち続けたかどうか。
信頼を勝ち取る人、そうでない人の差は
立ち向かったかどうかですよね。
みんな固唾をのんで見守っています。
社長、がんばれ!