情報に対しては2つの立場があることを
認識しておく必要があります。
一つは情報を発信する側
もう一つは情報を受け取る側です。
一般ユーザーの立場としては
後者が中心だったわけです。
ですのでビジネスを始めようとするなら
発信側に注意が集中するのは
避けられないことかもしれません。
実際、インターネットを活用しないと起業できない
と考える人も多いでしょう。
しかし情報のアウトプットとインプットは
区分してそれぞれに考える必要があります。
アウトプットは簡単・低コストに
業種にもよるので一概には言えませんが
かつて広告といえば、メディアやチラシ、
ダイレクトメールを意味していました。
しかし現在では、広告を利用するハードルは
とても低いものになっています。
わずか数百円で広告を出すことも可能なのです。
情報発信を行う立場としてはかつてないほど
チャンスにあふれた時代になっている・・
とはマーケティングのプロでもあった
私の師の言葉ですが。
さらに高速通信を可能にするインフラ整備が
進んだこともあり、文字情報での発信に加え
動画による発信も存在感を伸ばしています。
かつてはHP作成スキルがあるだけで
ビジネスが成立していた時代もあったのです。
とてつもない変化ですね。
インプットの難易度は高い
一方で貴重な情報を探そうとすると
困難が待ち受けています。
インターネット内の膨大な情報の海に
溺れてしまうのです。
真偽のほどが不明な情報があふれていて
どれを信用していいか判断が難しい・・。
マーケットの案内としては魅力的な情報でも
本当に自分の役に立つのか。
「やってみなければわからない」というのが
唯一の答えかもしれません。
経営資源が乏しい創業期には
頭の痛い問題といえます。
初心者だからもっと情報がほしい。
でも役に立つ情報かわからない・・
ということになるわけです。
社長のアンテナがキャッチするのは
「優れた経営者は直観を大事にしている」
と聞いたことがないですか?
大事なことは社長の感性や発想で決めること
が多いのです。
特に規模が小さいときはそうですね。
多数決で決めるケースは、それなりの規模
だからこそできるわけで。
となると、社長のアンテナに情報を
もたらすのは何でしょうか。
貴重な情報のヒントは人が持ってくる
情報への感度を高めていくと、いろいろな
ところにヒントがあることに気付きます。
・テレビやラジオでたまたま聞いた言葉
・本屋でみかけた書籍のタイトル
・電車のつり革広告 等々。
材料は至るところにあり、あなたが直観と
して受け取るのを待っているかのようです。
とりわけ劇的なのは、人との会話です。
ある朝、突然友人の顔が浮かんだ。
その日の夕方にその友人からメールがきた。
久しぶりに会ったら、自分が今調べている
業界をよく知っていた・・とか。
シンクロニシティと呼ばれていますね。
誰かが投げかけてくれる小さなヒントが
大きな役割を果たすとしたら、日常の中での
アンテナを広げる気にもなるというもの。
GWをそういうヒント探しに使ってみるのも
一興でしょう。